グリーンネイルの市販薬は?爪カビの原因はジェルネイルって本当?


ジェルをオフしたら「爪にカビが!!」なんて経験ありませんか? 実はこの爪の変色は「グリーンネイル」といって、最近ジェルネイルを楽しむ女性に増えている爪の病気なんです。

グリーンネイル

放っておくのはちょっと心配ですよね!今回はグリーンネイルの対処法や予防の方法もご紹介します。

グリーンネイルとは?爪がカビちゃったの?

爪の表面が緑色や黒っぽく変色してしまう病気を「グリーンネイル(緑色爪)」といいます。

グリーンネイル

爪が剥がれてしまう「爪甲剥離」を起こしている方や、ジェルネイル、スカルプ、付け爪などで爪を覆っている女性にも多く見られる病気です。

長期間ジェルネイルをしていて、オフして初めて爪の異常に気が付き、重症化しているケースもあります。

気温や湿度が上がる夏場は特に注意が必要な病気です。

グリーンネイルの原因

グリーンネイルの原因は、「爪のカビ」だと思われがちですが、実際は緑膿菌(りょくのうきん)という細菌が原因で起こります。

緑膿菌
緑膿菌(wikipediaより)

緑膿菌が爪の表面で繁殖し、ピオシアニンやピオベルジンなどの色素を産生するため、爪が緑色っぽくに見えます。

緑膿菌て?

緑膿菌は地球上のどこにでも存在する菌。私たちの皮膚や腸にも普通に存在する常在菌です。

弱い菌なので、普段は問題ありませんが、爪で繁殖すると爪を緑色に変色させる「グリーンネイル」を引き起こします。

また健康な方は問題ありませんが、免疫力が低下した方が感染すると菌が増殖しやすく、命に関わる場合もあります。

ジェルネイルがグリーンネイルの原因!?ジェルってカビるの?

グリーンネイル

ジェルネイルをしている人のグリーンネイルが大変増えています!!

「ジェルってカビるの?」
「ネイルサロンが不衛生で人のがうつった?」
などの噂もありますが、そんなことはありません。

まずジェルネイルで使われるベースジェルやカラージェルに菌が発生するわけではありません。
緑膿菌が増殖するのは人の皮膚です。

そしてネイルサロンのせい?などと考える方もいますが、普通のネイルサロンであれば器具などは清潔にされているため、緑膿菌が移ることはあまり考えられません。

ただし、技術のない方の施術の場合、ジェルが浮きやすく、それが原因でグリーンネイルになることはあります。

セルフジェルをしている人はグリーンネイルに要注意

セルフジェル

最近多いのはセルフジェルを行なっている人のグリーンネイルです。

最近通販で買えるジェルネイルキットなどもあり手軽になってきたため、自分でセルフジェルを楽しむ人も増えてきましたね。
自分で爪先のおしゃれができるのは素敵なことです。

ただし知識がないままセルフで行うのは危険です。

セルフ派の人は、ジェルを塗る前にきちんと消毒をしなかったり、サンディングが上手にできておらずジェルがきちんと密着しなかったりが原因で、グリーンネイルになりやすいのです。

グリーンネイルが発生する場所

グリーンネイルの原因の緑膿菌が感染する爪の場所は主に2つあります。

①爪の上側

爪の上側のグリーンネイル

爪の上にスカルプやジェルネイルをしていて、浮いてしまうと自爪との間に隙間ができますよね。 この自爪と付け爪の隙間に緑膿菌が増殖し、グリーンネイルになります。

②爪の下側

爪の下側のグリーンネイル

「爪甲剥離症」で爪が爪床から浮いてしまうと、この隙間に緑膿菌が増殖します。

緑膿菌は普通の環境であれば爪の表面で増殖することはありませんが、このように隙間ができると、そこに水が溜まって乾燥しにくく、菌が繁殖しやすい環境になります。

このような緑膿菌が増殖するスポットを作らないことが大切です。

グリーンネイルの痛みやかゆみは?

グリーンネイルでは、痛みやかゆみはありません。そのため気がつかない場合も多いのです。

たまに痛みがあることがありますが、これは爪が薄く弱っている人です。ただしこの痛みは緑膿菌のせいではなく、ジェルのしすぎなどによるものです。

緑膿菌は爪を侵食したりはしません。
痛みがある場合は、爪を健康な状態に戻すようにがんばりましょう。

グリーンネイルが足の爪にできた!

グリーンネイルは足にも発生します。原因は手の爪と一緒ですが、足の爪の場合、

  • 靴や靴下で蒸れて湿気が多く菌が繁殖しやすい
  • 足のジェルネイルはオフする頻度が少ない気がつきにくい
  • 足の爪は伸びる速度が遅く、治りにくい

などの特徴があります。手よりも注意深く見ることが必要でしょう。

グリーンネイルに気が付いたら〜対処法

(1)ジェルネイル・スカルプをしている場合

ジェルネイルやスカルプをしている場合は、爪との隙間に緑膿菌が増殖しているので、すぐにジェルなどはオフしましょう。
爪を傷めるとよくありませんので、自分で無理にオフせず、ネイルサロンなどで丁寧に除去してもらいましょう。

爪先は清潔にし、恥ずかしい人もいるかもしれませんが、2週間程度は素爪で過ごしましょう。マニキュアも我慢しましょう。

(2)自爪の上側が変色している場合

軽度でしたら、変色部分を自分でネイルファイル(爪の表面をやするヤスリ)で削り、石鹸などで綺麗に洗い、よく乾燥させましょう。

(3)自爪の下側が変色している場合

爪甲剥離を起こしていると思われますので、皮膚科で診てもらいましょう。

グリーンネイルは市販薬で治る?

グリーンネイル市販薬

グリーンネイルの市販薬というのは特にありません。

爪の上側にできた軽度なグリーンネイルの場合、ジェルなどをオフし清潔にしていれば菌もいなくなり、しばらくは爪の着色は残ることもありますが、爪が伸びれば自然に治ります。

爪の下側にできたグリーンネイルの場合、爪と肉との間に隙間ができていて、そこに緑膿菌が発生しています。 グリーンネイルを治すと共に、この隙間ができる「爪甲剥離症」を直さないといけません。

爪甲剥離症はカンジダ菌が原因の場合が多いですが、その他にも爪水虫(爪白癬)が原因の場合や、乾癬などの皮膚疾患が原因の場合もあります。

爪水虫の市販薬として「Dr.G’s クリアネイル」があります。

Dr.G’s クリアネイル*こちらは販売終了しているようです。

Dr.G's クリアネイル

Dr.G’s クリアネイルは有効成分であるトルナフタートと特許取得の浸透法が、足の爪水虫(白癬菌)やグリーンネイル(緑膿菌)に有効とされています。

Dr.G's クリアネイル
Dr.G’s クリアネイル公式サイトより

白癬菌が原因のグリーンネイルであれば「Dr.G’s クリアネイル」は効果が期待できるかもしれません。

トルナフタートはカンジダ菌には効果がないので、カンジダ菌が原因の場合は効き目はありません。

爪甲剥離症の場合、何が原因なのかは素人が判断することは難しく、むやみに「グリーンネイルの市販薬」などと謳われているものを塗っても、効果がないことがあります。

むやみに薬を塗るよりも、患部を清潔にし乾燥させる事を優先させましょう。

グリーンネイルは皮膚科の薬で確実に治る

皮膚科

自爪の上側であっても、下側であっても、進行し爪全体に広がったグリーンネイルの場合は、皮膚科を受診することで、早く確実に治療ができます。

病院では症状により抗菌剤などの塗り薬が処方されます。
内服薬を処方されることは基本的にありません。妊娠中の方も治療できますので、安心して受診しましょう。

自爪が剥がれる「爪甲剥離症」が元になっているグリーンネイルの場合は、まず菌を採取し顕微鏡で調べ特定します。
カンジダ菌の場合はカンジダの治療を、白癬菌の場合は白癬(水虫)の治療をします。
菌がいない場合は全身疾患なども考えられるため、もう少し詳しく検査される場合があります。

原因にもよりますが、病院で診てもらえば、1〜2ヶ月で治ります。
爪水虫などが併発している場合は1年近くかかる場合もあります。

グリーンネイルはうつる?

グリーンネイルはうつる

グリーンネイルは人に移ることはありません。
もし緑膿菌がグリーンネイルの人から移ったとしても、健康な状態の爪でしたらグリーンネイルになることはありません。

グリーンネイル発生中にジェルネイルをしても大丈夫?

グリーンネイルになると見た目が気になって上からマニキュアやジェルネイルで隠してしまいたくなる気持ちはわかりますが、それはおすすめできません。

上から塗ってしまったら、治っているかわからないですよね?

そしてグリーンネイルになっている人は爪が弱くなっている人が多いです。
まずはジェルネイルなどはお休みし、爪の健康を取り戻すことが先決です。

爪が弱いままでは、ジェルをしても持ちが良くなく、またグリーンネイルになりかねません。

グリーンネイルの予防方法

一度グリーンネイルになったら、二度となりたくないですよね! 少し気をつけるだけで、グリーンネイルは予防できます。

セルフジェル派の人は、ちゃんと消毒、サンディングに注意!

消毒

自分でジェルネイルする人は、手を洗って清潔にし、消毒してから始めるようにしましょう。
消毒は薬局で売っているエタノールで十分です。
消毒する場所は手の甲、手のひら、指の間です。
コットンにエタノールを含ませて、ささっと塗ります。

ジェルをきちんと定着させるためにサンディングも丁寧に行いましょう。

ジェルネイル・スカルプは着けっぱなしにしない

リペア

ジェルネイルやスカルプの浮きは菌の住処になります。
浮き出したら早めにオフしましょう。浮いていなくても、3週間を目処にリペアするようにしましょう。

手の消毒

緑膿菌は弱い菌なので、次亜塩素酸ナトリウムやエタノールなどの消毒薬で殺菌できます。
過剰になさらなくても良いですが、風邪やノロウィルスの予防にもなりますので、自宅に常備しておいても良いでしょう。
緑膿菌は熱でも殺菌が可能ですが、80℃・10秒間や70℃・30秒間の熱水が必要なので、爪に発生した場合は火傷をしてしまうので、この方法は使えませんね。

ゴム手袋をする

緑膿菌はキッチンのシンクやお風呂場など、湿気が多い場所に多く存在します。
特に食器を洗うスポンジや、スポンジ素材の足マット、剃毛用の刷毛などで増殖します。
グリーンネイル中はこれらへの接触は避けた方が良いでしょう。

食器を洗う際は清潔なゴム手袋を着用し、直接スポンジに触らないように。
バスマットは乾きやすい素材のものを使い、頻繁に交換するようにしましょう。

指先を濡れたままにしない

指先

湿気が多いと菌が繁殖しやすくなりますので、手が濡れた時はタオルなどできちんとふき取るようにしましょう。

爪美容液で爪をケア

爪美容液で爪をケア

ジェルネイルを繰り返していると次第に爪が薄く弱くなってきて、ジェルの浮きやリフトが起こりやすくなります。 そうするとグリーンネイルになりやすくなるので、しばらくジェルネイルをお休みし、爪を健康に保つことも大切です。

爪美容液で爪を補修したり、ネイルオイルで爪や指の乾燥をふせぎましょう。

グリーンネイルは痛みはないですが、すぐには治らないので、グリーンネイルにならないように予防していきましょう!