爪母基や爪床って何?爪の構造やパーツの役割を知ろう

爪のケアと言っても、爪の硬い部分だけケアすれバ良いわけではありません。
爪はいろんなパーツに分かれていて、それぞれに必要なケアが変わってきます。爪の症状によってもどこを集中的にお手入れしなければいけないかは変わってきますので、まず爪がどんなパーツに分かれているのか「爪の構造」をご紹介します。

爪甲・爪板(ネイルプレート)

爪甲

いわゆる「爪」と呼ばれている部分です。正式には「爪甲(そうこう)」や「爪板」、ネイル用語では「ネイルプレート」と言います。ほぼ透明で爪床の毛細血管の血液の色が透けて見えるため、健康な爪甲は薄いピンク色をしています。白く濁ったり変色があると病気のサインです。
爪甲は硬質ケラチンというタンパク質の一種でできています。カルシウムではないんです。爪が柔らかい人は、ケラチンの強度が低くなっている可能性があります。
皮膚に隠れている部分は「爪根」(そうこん)と言います。

爪母基(マトリックス)

爪母基

爪母基(そうぼき)には新しい爪を作る爪母細胞が集まっていて、この爪母細胞が細胞分裂を繰り返して増えていくことで、新しい爪が作られます。新しく生まれた爪が古い爪をどんどん押しやり、爪は伸びていきます。
表面がデコボコした爪が生えてくる人は、爪母基にトラブルがあり正常に細胞分裂できなくなっている可能性があります。爪は18種類のアミノ酸が合成されてできています。その合成には亜鉛などのミネラルも関わっています。爪の変形があり場合はアミノ酸の合成に必要な栄養素を補ってあげるケアが必要です。

爪床(ネイルベッド)

爪床

爪甲を乗せている皮膚は「爪床」(そうしょう)と呼ばれます。普通の皮膚は真皮の上に表皮がある構造をしていますが、爪の場合は爪床が真皮で、爪甲が表皮の代わりになっています。爪床は70%がコラーゲンでできていますが、コラーゲンの保湿効果で爪床には水分が常にキープされています。爪甲は爪床から水分を補給し乾燥から守っています。
爪甲は、爪甲と爪床の部分で下の組織とつながっているので簡単に剥がれることはありません。爪が伸びて爪床と離れると、水分も補給できなくなり、もろくなり欠けやすくなります。このため、先端部分のみ欠けやすかったり二枚爪が起きたりします。爪床のケアは日頃の食事が主ですが、サプリメントでコラーゲンを活性化する成分を摂ったり、最近は爪床まで浸透する爪の美容液が発売されているので、爪の乾燥が気になる場合は美容液で爪ケアすることもおすすめです。

爪上皮・甘皮(キューティクル)

爪上皮・甘皮

爪甲の上を帯状におおう皮膚を「爪上皮(そうじょうひ)」または「甘皮(あまかわ)・キューティクル」と呼びます。爪甲と後爪郭をつないでいる部分です。
出来立ての爪は柔らかく、外側からの刺激に対してもろいので、その上を爪上皮が覆って保護しています。また爪母基への細菌・異物の侵入を防ぐ役割もしています。
爪上皮(甘皮)が必要以上に広がっていると、爪に補給すべき水分を奪われてしまうことも。爪のケアとして余分な甘皮は取り除くことも爪の成長や乾燥防止を手助けします。手軽なケアとして、甘皮や爪の周りへのキューティクルオイルを塗る方法があります。

側爪郭・後爪郭

側爪郭・後爪郭

爪甲の両側を囲んでいる指の皮膚は「側爪郭」(そくそうかく)と言い、爪をサイドから支え衝撃から保護する役割があります。乾燥してしまうと、爪上皮が割れたりして、「ささくれ」ができるのもこの部分です。
爪根を覆っている皮膚を「後爪郭」と言い、上から爪母基を保護する役割を担っています。後爪郭に強い刺激が加えられたことにより、伸びてきた爪が段になっていたり、傷がついて伸びることがあるので注意が必要です。

爪半月(そうはんげつ・ルヌーラ)

爪半月

爪の根元に乳白色の半月状の部分、完全には角化していない新しい爪なので柔らかく、強く押すとへこんだり鈍い痛みがあったりします。この部分より先は薄いピンク色ですが、これは爪床内の血管が爪に透けて見えるためです。爪半月が大きい方が健康だとか、ないと病気だと言う噂もありますが、根拠のないことです。

ひとことに「爪」と言っても様々なパーツに分かれているんです。それぞれに役割があって、ケアするポイントも違うので、自分の症状と照らし合わせてみるとより効率的なお手入れが可能です。