ジェルネイルで爪甲剥離症に!?市販薬で自分で治せる?


ジェルネイルをオフした時に「あれ、、爪が剥がれてる?」と感じた時は、
「爪甲剥離症(そうこうはくりしょう)」という爪が剥がれてしまう病気かもしれません。

爪甲剥離症

爪甲剥離症は痛みはない場合が多いですが、なかなか治らない、何度も繰り返す、見た目が悪い、などの悩みを持つ方が多いです。

爪甲剥離症の原因や、治し方についてご紹介します。

爪甲剥離症の症状

爪甲剥離症

「爪甲剥離」とは、爪(爪甲)が指の皮膚から離れてしまっている状態を言います。女性に多い症状で、「二枚爪」も爪甲剥離症の一種と考えられています。

爪の浅い部分だけ剥離している方もいれば、半分以上離れてしまう方もいます。
爪の1〜2本だけ剥離している場合もあれば、10本全部剥離する場合もあります。

爪甲剥離症で剥離

剥げた爪の色は白いままの場合や黄色く変色することもあります。

爪甲剥離症で変色

特徴としては、爪と皮膚が離れている部分ががたがたしていることです。

このように症状は様々です。浅く剥離している場合は、保湿などの日常のケアで治ることもありますが、放置すると症状が進行し、ますます剥がれてくることもあります。

爪が剥がれている状態では、指と爪のすきまにゴミが入り不衛生になったり、見た目にも美しくないため、きちんと治療した方が良い病気です。

爪甲剥離症の原因

爪甲剥離症の原因は、細菌の感染によるものや、外的要因など様々です。

爪の間に菌が繁殖している

カンジダ菌
カンジダ菌(wikipediaより)

カンジダ、ピチロスロルム、白癬、といった真菌(カビの一種)が爪の中に入り込み、感染している場合があります。

爪の間に異物が入り皮膚が傷つき炎症を起こしている

爪と爪床の間に小さなトゲや鉛筆の芯、微細なゴミなどの異物が入り、皮膚が傷つき炎症を起こしている場合があります。

爪が剥がれるような力が加わった

料理人、美容師、庭師、花屋、ミュージシャン、家具職人など指先で細かい作業をする職業の方は、爪が剥がれるような力が加わることが多く、剥離しやすくなります。
ジェルネイルなど、爪の表面を硬化させ伸縮する作用のあるものも、爪が剥げやすくなります。

化学的な刺激

マニキュアや有機溶剤、洗剤、ガソリンなどによる化学的な刺激で爪が剥離する場合があります。

全身疾患・皮膚疾患

甲状腺機能亢進症などの全身疾患で、爪甲剥離症になる場合があります。甲状腺機能亢進症は甲状腺ホルモンの分泌量(活性)が過剰になる疾患で、代表的なものはバセドウ病です。手足口病で爪が剥離するケースも少ないですがあります。
乾癬(かんせん)など皮膚疾患が原因となる場合もあります。爪の周りの皮膚に異常がある場合は乾癬の可能性があります。

薬剤の副作用

薬を内服するだけで爪甲剥離症を起こす場合があります。

紫外線

爪甲剥離症は夏に悪化し、冬に軽快するという例が多数あり、紫外線が影響しているとの意見もありますが、はっきりとはしていません。

遺伝

遺伝性の爪甲剥離症もあります。しかし多くの方は後天性です。

ジェルネイルで爪が剥離するのはなぜ?

ジェルネイルで爪が剥離

最近多い「ジェルネイルで爪が剥がれた」という人は、上記の原因のいづれかだと考えられます。

  • 弱った爪に施術し、ジェルの硬化&収縮により爪が耐えきれず持ち上がってしまった
  • ジェルを無理に剥がそうとして爪も一緒に剥がれてしまった
  • ジェルの収縮により爪甲と爪床に隙間ができ、そこに菌が繁殖した
  • 甘皮処理により出来た爪の根元の隙間にカンジダ菌が繁殖した
  • アセトンやジェルなどの化学的刺激
  • 爪の下で剥離が起きていても、長期間気が付かず悪化した

原因は一つだけかもしれませんし、複合的なものかもしれません。ジェルネイルの場合、爪の状態が悪化しても気がつくのが遅くなるため、ジェルをオフした時に症状が進行していて悪化することがあります。特に足の爪はネイルの塗り直しの頻度が少なく、発見が遅れてしまいます。

セルフジェルに注意!

最近多いのは、セルフジェルをしている人の爪の剥離です。

きちんとした知識のないまま、爪に負荷をかけるようにセルフジェルを行い、爪甲剥離症になってしまうケースがあります。

サンディングをし過ぎたり、オフする際に手荒に剥がそうとしたりするのは爪甲剥離症になりかねません。
間違ったセルフジェルで徐々に爪が弱く柔らかくなっていき、それでもジェルネイルを続けて爪が剥離してしまうこともあります。

自分でセルフジェルを行う場合は、まずプロに教えてもらってから試した方が良いでしょう。そして、すでに爪が剥離している場合はしばらくジェルはお休みしましょう。

UVライトやジェルのアレルギーの場合もありますので、ジェルネイルをしたことがない人が、いきなり自分で施術するのはやめた方が良いでしょう。

爪甲剥離症は市販薬で治る?

爪甲剥離症の市販薬

爪が禿げる爪甲剥離症は繰り返し発症する人もおり、薬局やドラッグストアで市販薬を買って自分で治したいと考える人も多いと思います。

しかし、今のところ爪甲剥離症を市販薬で治すことは難しいようです。

爪甲剥離症は原因が一つのこともあれば、複合的な要因の場合もありますし、原因がはっきりしない場合も多いのです。

何が原因で爪が剥離しているのか、素人の判断では難しいところなので、まず病院で診てもらいましょう。

爪甲剥離症の病院での治療

爪甲剥離症の病院での治療

爪甲剥離症を治療する場合、剥がれた部分の爪を取り除き、爪床部の角質を採取し、顕微鏡で菌の有無を調べます。

カンジダなどの菌が発見されたら、抗真菌薬を塗って治療をします。菌が検出されなかった場合は、ステロイド薬を塗って経過を観察します。

乾癬という皮膚疾患が見られ場合は、エトレチナートやシクロスポリンの内服薬で治療をします。

爪床の角質が硬くなってしまっている場合は、取り除き、正常な爪が生えてくるようにします。

爪甲が爪床にきちんとくっついて生えてくれば完治と言えるでしょう。爪はすぐには伸びませんので、数ヶ月は時間がかかります。

爪甲剥離症は一度完治しても、何度でも繰り返すことがよくあります。原因を知って、再発をしないように自分で注意することが大切です。

爪甲剥離症はうつる?

原因によりますが、白癬菌が原因の場合は人にうつることがあります。一般的には爪甲剥離症は感染症ではないのでうつることはありません。

自宅でできる対処法

爪甲剥離症かなと思ったら、まず自宅でできる対処法も試してみてください。

  • 短く切りそろえておく
  • 爪を酷使しない
  • 爪の隙間を尖ったもので突かない
  • 水仕事のときはゴム手袋を着用
  • ネイルオイルなどで保湿する
  • アルコール消毒は使いすぎない

爪甲剥離症の症状が見られた場合、菌の感染によるものなのか、外的要因なのか、はたまた他の全身疾患によるものなのか、素人では難しいです。一度治ってもまた繰り返す人も多いので、早めに皮膚科など病院で治療することをお勧めします。

ジェルネイルをオフしたら爪がハゲていた場合、見た目が気になるからといって、またジェルネイルをするのはやめましょう。カンジダ菌が原因の場合はグリーンネイルを引き起こすこともあります。

爪のガタガタ部分が気になるからといって、爪楊枝などでつつくのも、悪化しますのでやめましょう。